【レビュー】絵の初心者がルーミス本の使い方について考えてみた
みなさんこんにちは、ばむよです。
前回ペンタブのレビューをしたのですが、、、
あることに気が付いてしまった。
そう。
「ツールが変わっても、画力は変わらない」(あたりまえだ)
中学、高校と一応美術部に属してはいたんですが、絵は完全に自己流。なんとなくで描いてきました。つまり初心者。
まあ、それでもいいんですけどね。
なんかこう・・・もっと上手になりたいなあと。(せっかくペンタブ買ったし)
と、いうわけで!
ジャーン!!
買いました!絵の指南書!!
しかもやさしくないことで有名な「やさしい人物画」を!!
毎日これで絵の練習をしているのですが、その感想やらなんやら、つづっていきたいと思います!
1、この本を買った理由
そもそもどうしてこれを買ったかというと。
よくある萌え絵の描き方本は、表紙が恥ずかしかったからです。
・・・と、いうのもありますが、やっぱりルーミス先生の絵が気に入ったからです。あ、この本すでに著作権が切れているため、中身がpdfファイルで見られるんですよ。(英文ですが・・・)
ほかに表紙が恥ずかしくない(笑)有名な本といえば、ジャック・ハム氏の『人体のデッサン技法』がありますが、あっちのアメコミ調の絵はどうもしっくりこず。
波長の合う絵を見ながら練習したほうがモチベーションも上がりますしね。
あとは、レビューやらなんやら見ていると、どうもルーミス本は「全体」に、ハム本は「部分」に重点を置いているらしく。
とりあえず、全身を描くのが苦手だったのでルーミス本を選びました。(ハム本は見ていないのでわかりませんが、実際ルーミス本は全体重視です)
2、内容は初心者向け?
初心者向けだとか難しいとかいろいろ言われている本ですが、結局どうなんでしょう。
私が抱いた感想としては、「自分で考えて使う本」かな、と思いました。(キリッ)
たしかに手取り足取り教えてはくれません。プロポーションの次にいきなりパースがでてきて混乱します。
なので、私はまず、ピクシブの「sensei」というサービスを使いました。
こっちは手取り足取り教えてくれます(笑)。しかも途中までは無料・・・!
これで人物絵の基本を、どのような順序で学べばいいかを大体つかみます。
それから本にもどって、自分のレベルに合ったところから始めて、模写したり、自分で描いてみたり。
絵が豊富に描かれているので、模写の練習にはもってこいです。
人物絵を描くうえでの基本は網羅しているので、「初心者向けの本」というよりは、「基礎をまとめた本」と言った方がいいかも。
人物を描くときにはこんなことに気を付けましょうという、人物絵を描くプロセスの「全体像」がわかる本です。
3、模写して画力は上がるのか?
ここが一番気になるところですよね!!
これはもう、私の絵を見てもらうのが一番だと思います。
練習前がこれ↓。
なんか、のっぺりしてますね。
それが、こういう↓のをたくさん模写して描いて・・・
今はこんな感じ。(模写じゃないよ!何も見ずに自分で描いたやつ)
ちょっと迫力のある絵になった気がしませんか?わかんないけど。
まあ、練習始めて一週間くらいだと思うのでなんとも言えませんが、何かしら変化が。
と、いうか、完全にリアル路線に向かっている・・・まあいいか。
一番大きな変化は、描き終わるまでの時間です。
今まで全身を描こうとすると、感覚だけで描いてるのでなんか上手くいかず、描いては消し描いては消しを繰り返し、ふと気がつくと一時間。
なんてこともあったのですが、プロポーションを覚えて骨格から描くとなんと、10分くらいでサラサラーっと描けてしまう!!
そういう意味では、画力は「上がった」と言ってもいいのではないでしょうか!イエーイ!!
まとめ
今回のレビューをまとめますと、
①全体像を描きたいならルーミス本は買い!
②学ぶ順序を知ってから取り組むべし!
③人物画を描く上での「基礎」が詰まっている!
④基礎を押さえれば画力は上がる!
こんな感じですかねー。
- 作者: A.ルーミス,北村孝一
- 出版社/メーカー: マール社
- 発売日: 1976/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
よし、描くぞー!